私達が大変な苦境に陥っても自分の生き方や考え方を自在に変化させれば苦境や窮乏をも自由に乗り切れる、という智慧の教えです。
静かに目を閉じ、あなたが
苦境を克服する中で、あなたがどのように生き方や考え方を変えることが出来たかを良く思い出して調べてください。
または
苦境を克服するために、これから変えねばならない生き方や考え方を瞑想の中で具体的に調べてください。
事に当たって自己中心の思いがあれば自分可愛さのために心に乱れが生じる、という智慧の教えです。
静かに目を閉じ、あなたが
「自分が」「自分の」という思いを何とか捨てられた時の体験を思いよく思い出して調べてください。
または
自分中心の思いのままに行動したときのあなたの心の迷いを良く思い出して調べてください。
日本には昔から「晴天の霹靂(へきれき)」という言葉がありますが、これは一点の曇りない空から聞こえてくる急な雷鳴のことを言います。
そして私たちはこの雷鳴を恨んでも仕方ありませんから、雷を受け入れてすぐに対処すべきであるという教えにもなっています。
天気の変化にしろ、人との出会いにしろ、神様はこの世を私達が期待するようには動かしてくださらない事は誰でもが知っています。
大切なのは、意に添わない状況が眼前に生じても、その状況に自分を上手に適応させる意思の柔軟さと強さを持つことです。
静かに目を閉じて あなたが
自分の意に添わない状況に対してでもうまく対応できた時の自分自身を思い出してみてください。
それがどのような状況であったか、具体的に思い出してみてください。
その時の自分を思い出せたなら、その時の自分を誉めてあげて下さい。
ヨガの教典「ヨガスートラ」によるとヨガの修行の8段階を「8支則」といいます。
■その第1段階が「ヤーマ(禁戒)」
これは日頃の生活の中でやってはいけないこと5つあげています。
非暴力・正直・不盗・禁欲・不貪。
これを自分に引き寄せて瞑想し、自分を意識化します。
非暴力…人を言葉や態度で傷つけていないか
正直…自分は嘘をつかずに生きているか
不盗…自分は人の物や時間を盗んでいないか などなど。
■第2段階が「ニヤーマ(勧戒)」
日頃の生活の中で勧めたいこと5つ。
清浄・知足・努力・勉学・神への献身。
これを自分に引き寄せて自分を意識化します。
知足…現状に満足して生きているか
努力…努力を惜しんでいないか などなど。
このように自分を見つめることで自分の「今ここ」での現状を意識化し、自己コントロールができるようになります。
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